賞金女王に輝き、喜びのポーズをとる鈴木=宮崎カントリークラブ

 26日に最終戦が閉幕したゴルフの日本女子ツアーで初の賞金女王に輝いた東みよし町出身の鈴木愛。今季は安定したパットに加えてショットの精度が大きく改善し、自身の飛躍につなげた。隙がなったことで大崩れすることが減り、1億4000万円余りを稼いでマネークイーンの称号を手に入れた。

 鈴木の優勝は、ほけんの窓口レディースとアース・モンダミン・カップの2度。テレサ・ルー(台湾)の4勝、キム・ハヌル(韓国)の3勝には劣ったものの、出場29試合でトップ10が16度、予選落ちは2度だけと確実に賞金を加算した。

 大きく改善されたのはパーオン率で、昨季の66・16%の29位から70・51%の11位に上がった。ショットの向上は数字にもはっきりと表れている。

 昨季は1位だった平均パット数は僅差の2位。グリーン上では変わらぬ強さを見せた。パーセーブ率は昨季の8位から今季は4位にアップ。平均ストロークは70・7447で、昨季の6位から4位に上昇し、技術の高さを示した。

 平均バーディー数は1位から4位に後退したとはいえ、どれをとってもトップクラスの実力を発揮した。

 2季連続賞金女王だったイ・ボミ(韓国)は1勝に終わり、賞金ランクも23位と苦しんだ。それでも韓国勢は賞金2位のイ・ミニョンやキム・ハヌル、申ジエらランク10位までに6人が入り、強さは相変わらずだった。

 米ツアーに挑戦して不振に陥っていた18歳の畑岡奈紗は日本で復調し、大器ぶりを改めて示した。9月にミヤギテレビ杯ダンロップ女子に勝つと、翌週に日本女子オープン選手権で2連覇と、好調時の強さは抜群だ。

 20代前半の選手では川岸史果、永井花奈、森田遥、青木瀬令奈が初優勝を遂げた。34歳の飯島茜、33歳の佐伯三貴らがシードを失った一方、初めてシードを獲得した選手は6季ぶりの2桁となる10人と、世代交代の波を感じさせた。