「頑張るぞ」と拳を突き上げる名東郡の選手=佐那河内村役場

 第64回徳島駅伝(徳島陸協、徳島県、徳島新聞社主催)で、52年ぶりに全43区間に出走する名東郡の選手団結団式が11日、佐那河内村農業総合振興センターであり、選手、役員ら約70人が「最後までたすきをつなぐ」と奮闘を誓い合った。

 団長の岩城福治村長が「(フル出場は)村史に残る素晴らしいこと。村民も活躍を期待している。思いを一つにし、全区間を全員の力でたすきをつないでほしい」と激励。選手らは自己紹介の後、藤本忠監督の掛け声に合わせて「頑張るぞ」と拳を突き上げ、意気込みを新たにした。

 徳島ACの臼田祐基主将(24)は「お世話になった方々への感謝を忘れず、たすきを最後までつなぎ、精いっぱい走ります」と宣誓した。

 名東郡チームは選手不足により、2012年の58回大会から6年間、オープン参加を続けている。今年7月、チームの生みの親である佐那河内村体協の石本善之前会長が病気で亡くなり、恩返しの意味も込めて藤本監督が選手らにフル出場を呼び掛けた。

 郡が佐那河内村だけになってからは初のフル出場。石本さんの後任を引き受けた冨長伸司副団長は「石本さんが本当に望んでいた形。健闘を墓前に報告できれば」と改めて選手の活躍を願った。

 石本さんが指導した地元陸上部出身の佐那河内中2年、谷龍一郎選手(14)は「教えてもらった言葉を忘れず、しっかり前を向いて走り抜きたい」と表情を引き締めていた。

 団長 岩城福治(佐那河内村長)

 ▽副団長 福岡俊和(村教育長)冨長伸司(村体協会長・郡陸協会長)大島千文(佐那河内小・中校長)

 ▽顧問 岡本隆次(村議会議長)新居健治(村議会副議長)石本哲也(村議会文教厚生委員長)仁羽悟郎(村議会総務産業建設委員長)加藤秀數、瀧倉俊晴、大岩和久、平岡淳(以上村議会議員)

 ▽参与 東野弘之(村教育長職務代理者)栗坂恵、吉本壽美、日下輝彦(以上村教育委員)坂田孝二(スポーツクラブ会長・村スポーツ推進委員)森脇昇一(村副村長)

 ▽参与兼選手 住友久之(佐那河内中教頭)

 ▽練習支援者 仲野節(村体協理事)仲野真由美(村体協役員)市原万里(村スポーツ推進委員・村体協理事)石本美紀、岡本和幸、岡山正樹、彦上亜依(以上村スポーツ推進委員)清水楓(佐那河内スポーツ少年団)吉田真希、佐野友紀、嵯峨衣里、藤本弥生、嵯峨瑞貴(以上保護者)下岡徹(村役場)

 ▽総務 東條浩文、谷慎也、森拓也(以上村教委)

 ▽監督 藤本忠(佐那河内スポーツ少年団本部長)

 ▽コーチ 橋本滋(佐那河内中教)森丘幹也(徳島新聞社)

 ▽マネジャー 佐野弘和(スポーツクラブ副会長)梶本佳史(村役場)

 ▽主将 臼田祐基(徳島AC)

 ▽男子選手 山本悠二(福山市役所)藤諒健(大阪大大学院)吉田一成(オンワード樫山)瀧本健介(DNP四国)日下翔太(専修大)阿部雅彦(緑ヶ丘病院)藤本航輝(城東高)嵯峨由磨(城西高)谷龍一郎、仲野恵平、角田陽希、佐河駿、彦上翔、山田結己(以上佐那河内中)長尾侑瑠、市原大聖(以上佐那河内小)

 ▽女子選手 吉田梨央(徳島大)藤本萌々夏(防衛大)吉田蕗生(鳴門高)佐野芹奈(小松島西高)森夏奈子、仲野咲彩(以上城南高)尾﨑彩乃、大久保生成、木下千尋(以上佐那河内中)岡本寧々、日下葵(以上佐那河内小)