永峰商店が新事業としてオープンしたハンドメード作品専門の雑貨店=徳島市栄町3

 日用品・業務用品卸販売の永峰商店(徳島市)が、県内では珍しいハンドメード作品専門の雑貨店を2016年春オープンし、同じ敷地内での本業の顧客層拡大をもたらす好循環が生まれている。同社によると、小売り全体の売り上げは雑貨店オープン前の約1・5倍になった。

 同市栄町3の倉庫の一角を改装した約40平方メートルの雑貨店では、アクセサリーや小物、衣類など、県内の作家約30人の作品約300点を委託販売している。知名度が上がるにつれて若者を中心に年配者まで幅広く来店するようになり、それとともに調理器具や清掃用具などを販売する本業の店舗も客数、売り上げとも少しずつ伸びているという。

 永峰商店は1950年創業。約10年前からインターネット販売を始め、現在は楽天市場やヤフーなどのサイト上で5店舗を運営している。実店舗では常連客の多くが60代以上で新しい顧客の開拓が課題となっていた。

 「若い世代に足を運んでもらうきっかけにしたい」と、専務の妻で、雑貨好きの永峰由華さん(40)が雑貨部の新設を発案した。

 さらに店の知名度を高めようと、7日から徳島市地場産業振興協会の協力を得て同市立木工会館で展示会を開催。20日まで、取り扱い作品の一部を展示販売している。

 永峰さんは「意欲のある作家を支援するとともに、雑貨店を通して、量販店にはない品物が豊富にそろう本業の実店舗の魅力を若い人にも知ってもらいたい」と話している。