【左】鳴門の4区友江(左)からたすきを受け取る5区吉田【右】つるぎの2区戸島(左)からたすきを受け取る3区片岡=京

【左】鳴門の4区友江(左)からたすきを受け取る5区吉田【右】つるぎの2区戸島(左)からたすきを受け取る3区片岡=京

 全国高校駅伝は24日、京都市の西京極陸上競技場発着のコースで行われ、第29回の女子(5区間、21・0975キロ)に出場した鳴門は1時間17分29秒で44位と振るわなかった。第68回の男子(7区間、42・195キロ)に臨んだつるぎは2時間14分57秒で最下位の47位に沈んだ。鳴門、つるぎともけが人が相次いで本来のオーダーが組めず、序盤から出遅れた。つるぎの最下位は初めて。
 
 女子は仙台育英(宮城)が歴代2位の1時間6分35秒をマークし、23年ぶり3度目の頂点に立った。2区でケニア出身の留学生、エカラレが自らの区間記録を更新する快走で先頭に立ち、その後も独走した。長野東が1分6秒差の2位で、昨年優勝の大阪薫英女学院は3位だった。
 
 男子は佐久長聖(長野)が2時間2分44秒で、9年ぶり2度目の優勝を果たした。4人が区間1位の走りを見せ、6区でトップに立つと、最終7区でもリードを広げた。2連覇を狙った倉敷(岡山)は1分27秒差の2位。仙台育英が3位に入った。

 ■女子・鳴門 レース評

 鳴門は最後まで40位台を抜け出せなかった。1区飯田は1キロ付近で集団から離され、46位でたすきを渡した。2区古山で最下位に転落したが、3区森岡、4区友江がそれぞれ区間42位、40位と粘りを見せて順位を上げた。44位でたすきを受けたアンカー吉田は順位を維持するのが精いっぱいだった。
 
 ■男子・つるぎ レース評

 つるぎは見せ場をつくることができなかった。1区北原が46位と出遅れ、2区戸島主将が順位を維持。3区片岡で45位に上げたが、4区山下は46位に下げた。5区前川はキープしたものの、6区石川で最下位に転落した。アンカー宇山は区間35位と踏ん張ったが、浮上できなかった。