【左】徳島駅伝に備えストレッチで調整する有村さん=広島市(有村さん提供)【右】レース本番に向け走り込む原田さん=石井町藍畑

 来年1月4~6日に行われる第64回徳島駅伝(徳島陸協、徳島県、徳島新聞社主催)に、40代で初出場するランナーがいる。三好郡の有村尚也(ひさや)さん(45)=広島市、パーソナルトレーナー=と、阿波市の原田真紀さん(47)=同市吉野町西条、徳島新聞専売所経営。マラソンの実績を見込まれ、選手不足で低迷するチームから要請を受けた。2人は順位アップを誓い、激しい練習メニューをこなしている。

 広島市でジムを経営する有村さんは大学時代は跳躍競技をしていたが、5年前からフルマラソンに取り組み記録を年々伸ばしてきた。三好郡チームの藤内(とうない)則康コーチ(46)とは大学の同級生で、藤内コーチからの依頼を受けて出場を決めた。

 3年前から藤内コーチが主宰する陸上クラブ・東みよしTFの練習に定期的に出向き、正しい体の動かし方などを教えている。東みよし町にも仕事の拠点を置き、町内や香川県内で活動している。

 昨秋から仕事の合間にトレーニングを積んでおり「駅伝は初めてだが、親友のおかけで縁のできた三好郡の力になりたい。本番では、1秒でも離されないよう踏ん張る」。チームは前回大会まで3年連続最下位。東みよしTFから出場する小中高校生の教え子12人とともに、浮上を目指す。

 原田さんは健康づくりのため37歳のときにジョギングを始め、とくしまマラソンには10回連続出場。2月にあった海部川風流(ふる)マラソンで自己ベストの3時間19分28秒で5位に入るなど実力が評価され、今秋に出場を打診された。阿波高2年の長男壮志朗さん(16)と親子出場を果たす。

 走ることの魅力を「記録が上がる面白さとランナー仲間ができること」と語る。打診を受けて1週間悩んだが、所属する陸上クラブ「弥生陸上部」で、徳島駅伝にも出場している仲間たちに背中を押された。

 仲間の助言を受けスピードに強弱をつけるインターバル練習に励み、3千メートルの記録は30秒短縮。壮志朗さんとは走ることを話題にしたことはなかったが、出場決定後は気にかけてくれるようになった。「息子と一緒に力を出し切る」と意欲を燃やす。