板東俘虜収容所に関する資料が並ぶ展覧会=東京・渋谷のBunkamuraギャラリー

 第1次世界大戦当時、徳島県鳴門市大麻町にあった板東俘虜(ふりょ)収容所の資料を紹介する特別展「『板東俘虜収容所』の世界展」(徳島県教委、鳴門市など主催)が東京・渋谷のBunkamuraギャラリーで開かれている。1月20日まで。

 収容所の関連資料をユネスコの「世界の記憶」に登録しようとの機運を高めるのが狙い。1918年に収容所のドイツ兵捕虜がベートーベン「第九」をアジアで初演した際のプログラム、絵はがき、捕虜が松江豊寿(とよひさ)所長に贈ったビールジョッキなど、鳴門市ドイツ館と県立文書館所蔵の47点が並んでいる。

 川崎市のガリ版文化史研究者、志村章子さん(79)は「100年前の日本で、ドイツ兵捕虜が音楽を楽しめたことは感動的」と話した。

 3月26~31日に京都市の京都文化博物館別館ホールでも開かれる。