中国からの飛来が確認されたナベヅル=2018年11月、徳島県阿南市(西川清氏提供)

 山階鳥類研究所(千葉県)は17日、中国から越冬のために飛来した絶滅危惧種のナベヅルについて、国内最大の越冬地として知られる鹿児島県出水市だけでなく、高知県と徳島県にも連続して移動していたことが初めて確認されたと発表した。

 同研究所によると、今回確認されたナベヅルは、中国黒竜江省で足環を装着、放鳥された1羽。2018年11月、高知県四万十市と徳島県阿南市でそれぞれ観察された。

 研究所の担当者は「越冬地でもよりいい場所を求めて移動していることが分かった。種の保全上、鹿児島県への一極集中の緩和が必要とされ、越冬地を分散化させる手掛かりになるだろう」としている。