豪華客船「にっぽん丸」が5月7~9日、徳島発着の静岡・清水港往復クルーズをする。エアトラベル徳島が「にっぽん丸で行く世界遺産・富士山クルーズ3日間」として企画した。

富士山を眺めながら海を行くにっぽん丸=静岡県沖

 にっぽん丸は全長166・6メートル、2万2472トン。地上8階、地下1階で202室に最大524名を収容する。レストラン、大浴場、ホールなどを備え、マジックショーやカルチャー教室といった娯楽も用意している。「美食の船」との異名を持ち、旬の食材を使ったディナーも楽しめる。医師や看護師も同乗している。

 クルーズの船内から雪をかぶった世界遺産・富士山や旬のサクラエビがピンクのじゅうたんのように河川敷に広がる風景が楽しめる。清水港からは富士山五合目まで無料連絡バスを運行。オプショナルツアーに参加すると大吊橋三島スカイウォークと世界遺産「三保の松原」も観光できる。

 国土交通省によると2016年の日本のクルーズ人口は過去最多の24万8000人。徐々に人気が高まっているとはいえ世界的にはまだ小さい。その要因とされるのが、高額、フォーマルな服装が必要といった高級で堅苦しいイメージだ。実際には手頃な価格帯のプランも多く、カジュアルな服装で参加できるクルーズも増えている。

 今回のクルーズの料金は、客室により異なるが大人1人8万5000円~43万8000円。問い合わせはエアトラベル徳島・幸町本社またはイオンモール徳島店TEL088(625)0220。