「もっと恐れられる選手になりたい」と成長を誓う西田=海陽町の野江町民体育館

 昨年12月に東京で行われた男子バスケットボールの第70回全日本大学選手権(インカレ)で、海陽町出身の西田優大(19)=海陽中出=が東海大の5年ぶり5度目の優勝に貢献した。全5戦に先発し、大会2位タイとなる通算9本の3点シュートを決めて優秀選手賞も受賞。日々成長を実感する中、1年半後に迫る東京五輪出場にも意欲を燃やす。

 189センチ、88キロのシューティングガード。正確なロングシュートを武器に、チームの攻撃をけん引する。インカレでは2年生ながら先発陣の一角を務めた。2回戦の九産大戦は、3点シュート4本を含むチーム最多21得点の活躍。「チームメートが相手の守備を切り崩してシュートチャンスをつくってくれたので、決めることだけに集中できた」と振り返る。

 福岡大大濠高から東海大に進学。授業と部活動の両立が問われる環境の中で一番養われたのは自主性という。「朝や夜の時間をやりくりして練習した。どうすれば質の高い練習ができるか、自分でしっかり考えるようになった」と話す。

 1年生の時のインカレでは満足な結果を残せずチームも準々決勝で敗れた。「攻撃参加ばかりで守備は周りに頼り気味だった」というプレーが2年生になって変化した。「一番変わったと思うのはディフェンス。守りでも周りを引っ張らないといけないと感じる」。今大会も悪い流れを自らのプレーで断ち切るなど成長ぶりを示した。

 19年の目標はインカレ2連覇だが、その先もしっかり見据えている。2日、帰省した海陽町で成人式に臨み、抱負を述べた。「東京五輪に出られるよう頑張ります」

 これまでもU-19(19歳以下)など節目で各世代別代表に選ばれてきた。それだけに東京五輪は「自分にも可能性がある大きな目標」と意欲を隠さない。「もっと代表選考に絡んでいきたい。そのためにはプレーの精度を磨き相手に恐れられる選手にならないと」。飛躍を期す一年が始まった。