2017年度四国駅伝は19日、鳴門ポカリスエットスタジアムを発着点とする鳴門大塚スポーツパーク周回コース(男子=高校7区間、一般5区間42・195キロ、女子=高校、一般5区間21・0975キロ)で行われる。高校男子は各県4、高校女子は各県3、一般は男女とも各県1の計36チームが競う。4県の戦力を紹介する。

【高校男子】

徳島
優勝を狙う徳島1位のつるぎ

つるぎは県予選で5区間で区間賞を獲得。終始安定したレース運びで2連覇を達成した。優勝タイムは2時間10分52秒で、出場12校中2番目。前回の6位から巻き返し、優勝を狙う。

長距離区間と短距離区間で、それぞれオーダーの変更がありそうだ。好調の宮本を最長1区に、永本と片岡を3、4区に据えるプランを用意。県予選の2区で好走した戸島は後半で起用する可能性もある。

2位の徳島科技は県予選で控えだった浅田と森の走りが鍵を握る。

メンバー変更して臨む2位の徳島科技

鳴門は3年生の主力が欠場。1、2年生中心の布陣でどこまで食い下がれるか。

1、2年生が中心の3位の鳴門

城ノ内は県予選の記録更新を目指す。

県予選の記録更新を目指す4位の城の内

香川

県予選は小豆島中央が2時間12分34秒で快勝、2年連続で全国切符を獲得した。昨年初優勝した小豆島と土庄の統合で今春に発足した新設校。四国駅伝でも小豆島の名前で制した昨年に続く2連覇を狙う。

大黒柱は全国大会の経験豊富な1区向井。昨年大会に続いて首位でつなげれば理想的。順位を大きく左右する長距離区間は3区に5000メートル14分台の竹上を配置。4区は県予選でアンカーだった好調の長尾を起用する。

2位尽誠学園は県予選からメンバーを大幅に変更。2年生の新戦力主体で挑む。3位高松工芸は予選から2分の短縮、34年ぶり出場の4位高松は2時間26分台が目標。

愛媛

県予選を2時間10分21秒で2連覇した松山商は、挑戦者の気持ちで頂点を狙う。

全国大会の順位アップも視野に入れた走順で臨む。県予選3区で区間新を出した主将大内は1区に変更。エース区間で競り合いに持ち込み走力を磨く。3区千守は積極的にレースをつくり、4区野村は安定感があり勝負強い。川上や巻田ら1年生も県予選を経て自信をつけ、勢いがある。

県勢トップを狙う新居浜東は前半の流れをより重視した布陣で、県予選区間賞を獲得した紙本につなぐ。今治北は1区西山を起点に粘りのレースを展開する構え。八幡浜は集団に食らいつき流れを保ちたい。

高知

2年連続出場の高知農が上位を狙う。県予選は1区から独走し、以降の5区間で区間賞の走りを見せた。ただし、タイムは伸びず、2時間12分58秒は出場16校中で6番手だ。エース淵田や西村を軸に速い集団との競り合いを経験し、しっかりタイムを削りたい。

2位は高知工。県予選は、1区のエース浜口が体調不良で下位発進となったが、3年生らが奮起した。今大会は来季を見据え、1、2年生の布陣で挑む。3位高知高専は、エース臼木ら3人の3年生を軸に戦う。小津は13年ぶりに出場した県予選で、初の四国切符をつかんだ。エース田井野ら全員が1、2年生。全力でぶつかるのみだ。

2017四国駅伝各県代表の陣容【中】 高校女子