【高校女子】
徳島
鳴門は故障者が相次ぎ県予選では苦戦した。選手層の厚さで6連覇を達成したとはいえ、タイムは昨年より3分半ほど遅く、出場12校中7番目。苦戦は免れそうにないものの、粘りの走りで上位を目指す。
故障を抱えながら県予選で1区を走った飯田は欠場の見込み。代わって県予選の2区で区間賞を獲得した1年生の森岡が起用されそうだ。2区はけがから回復した船田が担う。安定感のある3区古山と4区吉田で上位にくらいつき、5区大磯につなぎたい。
富岡東はスピードのある1区小林の出来が鍵を握る。
つるぎは県予選の記録更新を目標にたすきをつなぐ。
高知
全国上位を目指す山田が、ことしも優勝候補の筆頭だ。県予選は全員が区間賞の走りで29連覇。出場チームのタイム比較でも1位となった。京都へ弾みをつけるべく、全力で大会5連覇を狙う。
けがの影響で、夏場は満足に走れなかったエース寺尾が復調。チームをけん引する。3000メートル9分15秒台の力があり、県予選は1区のスタート直後から独走した。伸び盛りの2年生沢本ら、力のある選手が並ぶだけに、調子次第でオーダーは大きく変わりそう。
2位の追手前は、1区伊藤の走りが鍵。チームを勢いづける走りを見せたい。3位中村は1、2年生選手ばかり。県予選タイムの更新が目標だ。
香川
県予選は香川西が快勝。1時間13分28秒で初制覇した。今回は年末の全国大会に向け、出場メンバー以外の力も試しながら上位を目指す。
エース格の1区増田は3000メートルで今季県トップの9分43秒のスピードが持ち味。2区橋本、5区本條も同距離を9分台で走る。3、4区は県予選で走らなかった寺脇、本田の1年生を配置。積極的なレースを見せられるか。
2位小豆島中央は大舞台に強い1区岡田、スピードのある5区藤田が中心。予選から70秒短縮の1時間15分を狙う。3位高松工芸は1、2年生の若い布陣。同校の歴代ベストタイム、1時間13分42秒の更新が目標。
愛媛
県予選は八幡浜が全区間で1位を独走して11連覇した。1時間13分0秒は四国大会出場校中2番目のタイム。1、2年生だけのチームだが戦力は充実しており、タイムを縮めて四国制覇を狙う。
1区は2年連続区間賞を狙うエース中村。予選では2位に47秒差をつけた。四国でもどれだけ「貯金」をつくれるかが鍵となる。予選で3区の区間タイ記録を出した藤田は長い距離にも強く、2区への起用が濃厚。四国選手権1万メートル3位の山岡がアンカーを務める。
今治北は好調の高橋を1区に据え、1時間13分台でのゴールを目指す。昨年3位の聖カタリナ学園は1区で好位置につけ流れをつくりたい。