徳島県立みなと高等学園(小松島市)情報デザイン科の1年生6人が、同市の花「ハナミズキ」の花びらをモチーフにした学園のマスコットキャラクター「みなっち」の着ぐるみ制作に取り組んでいる。四国大生の協力を得て作業を進めており、1月20日にある学園の文化祭でのお披露目を目指す。
着ぐるみはウレタン製で高さ約2メートル。6人は10月から月1回のペースで徳島市の同大を訪れ、生活科学科デザインコースの学生と一緒にパーツの設計図の作製などに当たってきた。12月18日には、同コースの2年生16人と設計図に従って素材を切り取り、頭部や胴体などのパーツを接着剤で貼り付けた。
着ぐるみ作りは、特別支援学校を対象にスポーツ、文化、教育活動の全国的な祭典を開催する文部科学省事業の一環で、6人が企画を提案した。県が2、3月に徳島市の県立21世紀館で開く「きらめきアート展」にも出展する。四国大生には、学園で出前授業を行っている同大教員の橋渡しで協力してもらうことになった。
島野雄飛さん(16)は「こんな大がかりな制作作業は初めて。工程は大変だけど、完成するのが楽しみ」と話した。