満月がいつもより地球に近づいて大きく見える「スーパームーン」が2日未明、徳島県内で観測され、夜明け前の空に浮かんだ美しい月が人々の目を楽しませた。
月は地球の周りを楕円(だえん)軌道で回っており、地球に最も接近する日と満月のタイミングが重なるとスーパームーンとなる。国立天文台によると、今年見られるのはこの日だけで、月は午前6時49分に地球に最も近づいた。最小となる7月28日と比べると直径は14%大きく、明るさは30%増した。
徳島市では、明け方近くに大きな月が眉山を照らし、山頂一帯が柔らかな光に包まれた。県内では昨年12月4日にもスーパームーンが観測された。