官公庁の年末年始休暇が明けた4日、徳島県庁や県警本部、徳島市役所で庁議や仕事始め式があり、職員らは決意も新たに新年をスタートさせた。
県庁では幹部職員ら22人を集めて庁議が開かれた。消防団の出初め式に出席するため県南部を訪れている飯泉嘉門知事は美波庁舎からテレビ会議システムで参加。今年の干支(えと)「戊戌(つちのえいぬ)」の意味を紹介しながら「さまざまな価値観がない交ぜになっている中で、明るさである陽を見いだして大胆に物事を進めてほしい」と呼び掛けた。
県警では仕事始め式があり、幹部ら約200人が出席した。鈴木基之本部長が「直面するさまざまな課題を克服し、県民の信頼を確かなものにしてほしい」と強調。4月に徳島西署と石井署、徳島北署と板野署の統合を予定していることから、円滑に移行するため、準備を万全にするよう求めた。
市役所では部長会議が開かれた。遠藤彰良市長が幹部職員17人を前に「新ホールの基本構想や徳島駅周辺のまちづくり計画など重要な施策が動きだす一年になる。新たな行財政計画もスタートさせ、市民が真の豊かさを実感できる市政を目指さねばならない」などと述べた。市長は庁内放送でも職員に向けて訓示した。