真剣な表情で扇子を投げる投扇興大会の参加者=徳島市の徳島城博物館

真剣な表情で扇子を投げる投扇興大会の参加者=徳島市の徳島城博物館

 扇子を投げて的を落とす投扇興の大会が6日、徳島市の徳島城博物館であり、親子連れら21人が江戸時代に流行した優雅な遊びを楽しんだ。
 
 子どもは1・3メートル、大人は1・5メートル離れた場所から、約20センチの台の上に置かれたイチョウ形の的に向かって扇子を投げ、的と扇子の落ち方で点数が決まる。参加者は真剣な表情で的を狙い、当たると会場に歓声や拍手が湧き上がった。
 
 得点上位8人で競った結果、鳴門第一中学校1年の武内亮さん(13)が優勝した。武内さんは「今年で3回目の参加。うまく的に当たり、優勝できてうれしい」と話した。