12日午前の徳島県内は、上空にある強い寒気の影響で冷え込み、朝の最低気温が8観測地点全てで0度未満の「冬日」となり、今季最低を記録した。
徳島地方気象台によると、最低気温は、那賀町木頭出原氷点下6・8度、徳島市氷点下2・1度など、各地で平年を3~6度下回った。11日夕以降、県西、県央部を中心に断続的に雪が降り、12日午前9時時点で、東みよし町で10センチの積雪が観測された。
県警によると、路面凍結によるスリップ事故など、美馬市や三好市などで計19件の交通事故が発生。いずれもけが人はなかった。
徳島自動車道・土成インターチェンジ(IC)-井川池田IC間の通行止めは午前11時時点も続いている。徳島バスは勝浦町や吉野川市を走る早朝の路線バスで一部区間運休した。四国交通は高速バス、路線バスの一部路線を運休させた。
県教委によると、午前11時時点で、吉野川、美馬など4市1町の小中高校と特別支援学校計34校が臨時休校し、4市4町の41校が授業開始を遅らせた。