30分ハーフ1回目、藤原(左端)がドリブル突破からシュートを放ち1―0と先制する=宮崎市の県総合運動公園ラグビー場

 J2徳島ヴォルティスは27日、宮崎市の県総合運動公園ラグビー場で、金沢と2次キャンプ最初の練習試合(30分4回)を行い、2-0で勝利した。

 1回目の25分、左サイドでパスを受けた藤原が中央へ切り込んでミドルシュートを放ち、ゴール右隅に先制点。3回目の21分には、相手陣内中央付近のFKのチャンスでFW清武が直接決めた。

 徳島は前線からのプレスを積極的に仕掛け、サイドチェンジやショートパスの交換などから攻撃の形はつくったが、決定機は多くなかった。逆にカウンターで攻め込まれる場面があり、前半はバイス、後半は内田航らがカバーするなどして無失点に抑えた。

 MFシシーニョやDF石井など主力の一部を欠き、ユースや練習生を加えて臨んだ。

 徳島は31日にも同所で栃木と練習試合を行う。

 ◆徳島の出場メンバー(○はユース、かっこ内は途中出場、練習生は除く)
  [1回目]GK=梶川▽DF=藤田、バイス、鈴木大▽MF=鈴木徳、狩野、野村、表原、藤原▽FW=押谷
  [2回目]GK=梶川▽DF=藤田、バイス、鈴木大▽MF=鈴木徳、狩野(森田)、野村、表原、藤原▽FW=押谷
  [3回目]GK=梶川▽DF=○市川、内田航、田向▽MF=小西、岩尾、杉本▽FW=清武、岸本、佐藤
  [4回目]GK=梶川▽DF=○市川、内田航、田向▽MF=小西、岩尾、杉本、チャキット▽FW=清武、岸本

 

 ■期待の顔触れ 持ち味を発揮

 徳島は活躍が期待される顔触れが持ち味を発揮し、今季最初の白星をつかんだ。

 待望の先制点はユースから昇格した藤原が決めた。「得意な形」と自負する左サイドからのカットインで痛烈なミドルを打ち込んだ。ユースでは何度も決めてきた角度で「打った瞬間入ると思った」と笑顔で話した。

 前線との連係も良かった。右サイドの表原から中央の押谷、野村とつながった瞬間、藤原は「(左の自分へ)ボールが来る」と感じた。「(野村の)ラストパスは練習通りの優しい感じ。決めるだけでした」と会心の瞬間を振り返った。

 キックの高い精度を示したのが2点目の清武。距離のあるFKだったが鮮やかにネットを揺らした。「小西のキックフェイントのおかげでGKの動きが見えたから速い球で狙った。自分のアピールポイントでもあるので良かった」と移籍後初の得点を喜んだ。

 金沢には昨年、1分け1敗と苦しんだ。それだけに、速いカウンター攻撃でピンチも迎えたが、守備陣は粘り強く守り切った。高さを発揮したバイスは「J2とはいえ優れた選手は多い。開幕まで4週間、さらにチームとして前進していくことが大事」と強調した。

 始動から2週間余り。真価を見せ始めた選手たちは手応えを感じながら、2連戦を予定するキャンプ後半を迎える。