【上】新ユニホームを披露する(左から)GK長谷川徹、MF岩尾憲、MF島屋八徳【下】新スローガン「巻土重来」

【上】新ユニホームを披露する(左から)GK長谷川徹、MF岩尾憲、MF島屋八徳【下】新スローガン「巻土重来」

 徳島ヴォルティスの2018年シーズン新体制発表会が14日、徳島市のあわぎんホールで開かれた。岸田一宏社長やリカルド・ロドリゲス監督、選手らが、昨季味わった悔しさをばねに、J1昇格を目指して戦うことをファン・サポーターに誓った。

 岸田一宏社長が、今季の新スローガン「巻土重来(けんどちょうらい)」を披露。敗れたり、一度失敗したりした者が、再び勢いを取り戻し、巻き返すという意味を紹介し「昨季は7位だったが、シーズンを通して昇格プレーオフ圏に絡んだ。昨季のサッカーを今季につなげ、勢いを盛り返してさらに激しく力強く巻き返していきたいという思いを込めた」と採用の理由を説明した。

 2季目の指揮を執るリカルド・ロドリゲス監督は1999年のヨーロッパチャンピオンズリーグ決勝で敗れ、2年後に優勝を果たしたバイエルン・ミュンヘンを例に挙げ、「われわれも逆境をばねに、同じように結果を残せるように頑張っていきたい。今年は何としてでも勝って、チャンピオンになって昇格したい」と強い決意をにじませた。ファン・サポーターにはスペイン語で「Vamos a luchar juntos(一丸となって戦いましょう)」と呼び掛けた。

 選手を代表してあいさつした井筒陸也選手会長は、昨季結果を残せなかった悔しさとともに、J2で22チーム中16位と伸び悩んだ観客動員も悔しさに挙げた。J1昇格という結果と合わせ、多くの人に来場してもらえるサッカーをすることを誓うとともに「まだ徳島のサッカーを見たことがない人を巻き込み、多くの徳島県民をスタジアムに連れてきてほしい」と来場者に協力を求めた。

 新ユニホームもお披露目。昨季よりもさらに力強い渦をイメージし「しぶきを上げるほど巻く渦の強さ」を強調したデザインとなっている。