日本航空(JAL)は18日、徳島阿波おどり空港発着の福岡線について、3月25日から現行の1日1往復を2往復に増便すると発表した。

 徳島発福岡行きは午前11時半発と午後6時発、福岡発徳島行きは午前9時45分発と午後4時半発で、所要時間は福岡行きが1時間10分、徳島行きが1時間。現在は福岡行きが午後2時発、徳島行きが午後0時半発となっている。

 福岡線は2015年10月、座席数が36席から74席へと倍増する機材の大型化が図られた上で、2往復から1往復に減便された。その後、ビジネス客が鉄道などに流れたとみられ、16年度の搭乗率は14年度比11・3ポイント減の48・2%に落ち込んでいた。現在はジェット機のエンブラエル170型機(76席)が就航している。

 同社は「増便すれば日帰り出張などビジネス需要が見込めることは以前から分かっており、今回は機材確保の見通しが立ったため増便となった」と説明している。