キョーエイ(徳島市)は18日、同市山城西4の沖浜店(鉄骨2階建て、売り場面積3203平方メートル)を新装オープンさせた。県産食材を使ったメニューをそろえたカフェをキョーエイでは初めて開設。県外から相次ぐスーパーやディスカウントストアの出店攻勢に対し、「徳島らしさ」で対抗する。
カフェは2階の約100平方メートルのスペースに設け、スムージーやサンドイッチ、コーヒーなどを用意した。買ったものをその場で食べられるイートインスペース(32席)と子どもの遊び場を備え、無線LAN「Wi―Fi(ワイファイ)」も使える。
スムージーは消費者の健康志向を踏まえ、メニューの柱に据えた。「ゆず蜜」、「トマトといちご」など9種類。県産品を用い、県内の食品会社と共同開発した。
徳島発のロックバンド・チャットモンチーと考案し、なると金時を使った「のまなそんそんポタージュ」も期間限定で提供する。
カフェのほか、店内で焼き上げる直営ベーカリーを新設。産直市コーナー「すきとく市」の売り場を2倍に広げるとともに、総菜や鮮魚の品ぞろえを強化した。
沖浜店周辺ではマルナカスーパーセンター徳島店の改装、食品スーパー型のダイレックス沖浜店開店などで競争が激化している。