冬の海に膝までつかりながら、寒稽古をする日本拳法部員ら=午前6時45分、徳島市川内町の小松海岸

冬の海に膝までつかりながら、寒稽古をする日本拳法部員ら=午前6時45分、徳島市川内町の小松海岸

 20日は二十四節気の「大寒」。一年を通じて最も寒い時季とされる中、徳島市川内町の小松海岸では早朝、徳島大日本拳法部が恒例の寒稽古を行った。

 気温6度に冷え込んだ午前6時半すぎ、上半身裸の6人が準備運動で体を温めた後、海へ。日の出とともに明るく染まり始めた空を背景に「1、2、3」と潮騒に負けない大きな掛け声を張り上げ、突きの「型」を披露した。

 主将の竹内清貴さん(21)=工学部3年=は「精神のいい鍛錬になった。今年は風が弱く、大寒にしては暖かかった」と話した。

 徳島地方気象台によると、20日朝の県内は寒気が緩み、最低気温は徳島市5・3度、那賀町木頭出原2・4度、三好市池田町0・8度など、各地で平年を1~5度ほど上回り、3月上旬~下旬並みの暖かさになった。

 午後からも高気圧に覆われて晴れる見込みで、最高気温は徳島市12度、池田町11度、美波町日和佐14度と予想されている。