島川未有アナにスタジアム観戦の楽しみ方を聞きました

徳島ヴォルティスの開幕戦(2月25日午後2時、鳴門ポカリスエットスタジアム)まであとわずか。ヴォルティスの試合中継のピッチリポーターや四国放送の情報番組「ゴジカル!」で「ヴォルティス通信」を担当する島川未有アナウンサーに、スタジアム初観戦の楽しみ方を聞きました。

 

 

-島川アナはいつもどこで試合を見ているんですか?

試合中はベンチの横です。鳴門は風も強く、体を動かせるわけではないので、着込まないと寒いです。カイロやあったかインナーが欠かせません。足元から冷えるので、靴下とタイツを重ねたり、ムートンブーツの出番が多いです。

島川アナ愛用のあったかグッズ

-昨年はシーズン終盤に向かうにつれて応援の雰囲気がよくなったと聞きます。試合中、選手と同じ目線に立つ島川アナから見ていかがですか?

いい雰囲気をつくろうと意識していることが伝わってきます。サポーターの雰囲気がよくなると選手も力が入るし、より多くの人が応援しようという気持ちになります。いい雰囲気をつくることがチームの強さにつながる。応援をしているとついつい熱が入りすぎてしまうことはあるけど、節度を忘れずにいたいですね。

-スタジアムに女性が増えていると実感することはありますか?

試合だけではなく、練習場にも女性が増えたと感じます。選手を覚えると、身近に感じて応援したい気持ちが強くなる。そういう気持ちは特に女性が抱きやすいと思います。選手やチームに親近感を感じている女性が増えたのではないでしょうか。

-新ユニフォーム、水玉っぽくて女性に人気というウワサです(小さいサイズが人気だそうで、撮影日には島川アナの手元にまだ届いていませんでした)。

ヴォルティスのチームカラーは青と緑で、デザインもかっこいいものが多くて、セレッソ大阪のピンクのように女性が取り入れやすい色ではなかったかもしれません。今回のデザインは、今までと比べるとかわいい要素が増しましたね。

-初めてスタジアムを訪れる人に楽しみ方のアドバイスを。

サッカーをあまり知らなくてもぜひ雰囲気を楽しんでください。スタジアムでは試合だけじゃなく、グルメやハーフタイムのイベントもあってお祭り気分が味わえます。応援の雰囲気や一体感を楽しみ、スタジアムに足を運ぶうちに、サッカーや選手の魅力に気づくと思いますよ。

-ヴォルティスのベテランサポーターでもあった俳優・大杉漣さんが亡くなりました。ヴォルティスにかかわる立場として、どんな思いですか?

熱心にスタジアムに足を運ばれていたのには、サッカー好きということに加えて、ヴォルティスがより地元で愛されるクラブになってほしい、多くの人にスタジアム観戦の面白さを知ってもらいたい、という思いもあったと思います。

特別席ではなく一般席で応援されていたというのにも、スタジアム観戦は誰でも気軽に楽しめ、皆が一つになれるものだと、ご自身の応援のあり方で示されていたのかな、なんて感じています。

「漣さんのために勝利しましょう、J1に行きましょう」というより、漣さんのように、ヴォルティスを愛する人、スタジアム観戦を楽しんでくれる人が増えてほしい。そんな思いで私はヴォルティスの魅力を伝えていきたいと思っています。

「ヴォルティス通信」は、「ゴジカル!」(月曜~金曜、16:50から放送)で、週1回(おもに水曜)に放送中。

昨年の島川アナへのインタビューはこちら