美馬、三好、つるぎ、東みよしの県西部2市2町の自然や文化、食などの地域資源を生かした体験プログラムイベント「あわこい」が27日、各地で始まった。3月4日まで78の催しが展開される。
美馬市脇町のうだつの町並みでは、住宅の庭を観賞するコースに7人が参加。近くの福本紀美子さん(73)がガイド役を務め、灯籠や枯山水のある庭など6軒を見て回った。福本さんの自宅では、千歯こきなどの農具や氷で冷やす冷蔵庫、ぜんまいで動く掛け時計など古い生活用品も見学した。
参加者の脇町中学校2年眞鍋由翔さん(14)は「地元にいても知らない家の古い庭を見学でき、勉強になった」と話していた。
この日は他に、東みよし町でアクセサリーを制作したり、美馬市でピクルスを作ったりする催しがあった。
あわこいは「にし阿波~剣山・吉野川観光圏」事業の一環。期間中のプログラムは、県内の道の駅やホームページなどで確認できる。