徳島ヴォルティスは今季、ユースからの昇格を合わせて新たに16人が加入した。J1復帰が目標となった2015年以降では最大規模の入れ替わりで、新戦力のパフォーマンスが悲願達成の鍵を握る。

 安定感のあるプレーを続けているのがDF陣。特にサイドバックの田向や藤田らは、豊富な運動量と果敢な攻め上がりで貢献度は高い。

 センターバックのバイスは金沢との練習試合で高さを見せた。さらにカウンターを受けても素早い帰陣で失点を回避する好判断も披露。最後尾から前線への正確なロングキックは攻めのスイッチになりそうだ。

 攻撃陣ではFW清武がチームにフィットしてきた。高いシュート力に加え、ポストプレーも持ち味。プレースキックも巧みで、金沢戦はFKを直接決めた。これまでキッカーを務めることも多かったMF岩尾は「セットプレーの得点は昨年あまりなかった形。いいキックがあるので託せる」と太鼓判を押す。

 気掛かりな点もある。守備の要と期待されるDFジエゴは故障のためブラジルに一時帰国。GK永井らは当初、体調不良で宮崎入りできなかったため、戦術練習は出遅れた。一部の既存選手も完全合流はまだ先で、連係の底上げはキャンプ終了後になる。

 ロドリゲス監督が「徳島のスタイルにマッチした選手がそろった」と話すように、個々のポテンシャルは十分ある。しっかり磨きを掛けて開幕に備えたい。