女児の健やかな成長を願い、古い布で作った小さな人形や縁起物などをつるす「つるし飾り」の展示会「雛のつるし飾りの世界」が2日、徳島市のアミコビル1階シンボル広場で始まった。3月4日まで。
原田成代さん(69)=阿波市吉野町柿原、主婦=が主宰する制作教室「つるし飾り結の会」の会員約30人が手作りした約50点を展示。ハイハイする赤ちゃんをかたどった「這い子人形」や縁起物のカメ、ウグイスなどが赤いひもに結び付けられ、高さ約3メートルの位置から所狭しとつり下げられている。
飾りの下には布で作った菜の花やひな人形の7段飾り、遊山箱なども並べられ、買い物客らが足を止めて見入っていた。徳島市中洲町3、看護師数藤友枝さん(77)は「ひな祭りの雰囲気が出ていて、華やかでいいですね」と写真を撮っていた。