雪が積もった階段を上り、登校する高校生ら=午前8時ごろ、三好市池田町ウエノ

雪が積もった階段を上り、登校する高校生ら=午前8時ごろ、三好市池田町ウエノ

 5日午前の徳島県内は冬型の気圧配置と強い寒気の影響で、山間部を中心に大雪となった。徳島地方気象台は積雪や路面凍結に注意を呼び掛けている。

 気象台によると、四国の上空約1500メートルに、氷点下12度以下の強い寒気が流れ込み、午前9時時点で三好市西祖谷山村で15センチ、東みよし町で4センチの積雪を観測した。正午時点で吉野川、阿波、美馬、三好、佐那河内、石井、神山、上板、つるぎ、東みよしの10市町村に大雪注意報が発令中。

 最低気温は那賀町木頭出原氷点下5・8度、三好市東祖谷京上氷点下5・2度、徳島市氷点下1・1度など、8観測地点中7地点で0度未満の「冬日」となった。

 三好市池田町では道路まで白く染まり、寒い朝となった。池田高校の生徒たちは学校近くの階段など通学路に積もった雪を踏みしめ、ゆっくりと校門をくぐっていた。県教委の午前11時半時点のまとめでは、池田支援学校が臨時休校し、池田高三好校、同辻校、井川中が下校時間を早めることを決めた。

 県内は7日にかけて引き続き大雪となる所がある見込み。6日午前6時までの24時間降雪量は多い所で北部の山地30センチ、平地15センチ、南部の山地10センチ、平地5センチと予想されている。