渦潮オーシャンライン構想について話し合うワーキンググループ‖徳島市の阿波銀行本店

 徳島県内の観光振興策を産官学で考える「徳島観光ビジネス推進研究会」(事務局・徳島経済研究所)は、訪日外国人旅行者(インバウンド)の取り込みに向け、関西空港と鳴門市を専用シャトルバスで結ぶ「渦潮オーシャンライン構想」を打ち出した。途中、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ、大阪市)や大塚国際美術館(鳴門市)などを経由し、コース全体を広大なテーマパークに見立てて売り出す。今秋をめどにバス運行の実証実験を行う計画。

 中国人を主なターゲットに据え、関空、USJ、南海なんば駅、大塚国際美術館、渦潮観光施設の間にシャトルバスを運行させる。関西を訪れた旅行者にオプショナルツアーとして徳島に足を運んでもらう狙いがある。

 中国の旅行会社向けに日本情報誌を発行している「フレンドリージャパン」(東京)の近藤剛代表取締役が提唱。1日、実現に向けて議論するワーキンググループ(WG)を発足させた。

 WGは、バス事業者や旅行・宿泊業者、行政、金融機関などの22人で構成。1、2カ月に1回のペースで会合を開き、課題の洗い出しや対応策の検討、ツアー商品づくりなどを行う。需要を調査するために、9~11月、曜日を限定して1日3往復程度の貸し切りバスを運行する実証実験の実施を目指す。

 徳島市の阿波銀行本店で開いた初会合では、徳島経済研の荒木光二郎専務理事が「インバウンドの底上げに加え、鉄道など他の交通機関とも組み合わせた相乗効果が期待される。互いに協力し、徳島を四国観光の玄関口にしていこう」と述べた。