迫力ある演奏で観客を魅了するとくしま記念オーケストラ=徳島文理大むらさきホール

迫力ある演奏で観客を魅了するとくしま記念オーケストラ=徳島文理大むらさきホール

 徳島県が設けた「とくしま記念オーケストラ」のニューイヤーコンサート(県主催)が10日、徳島市の徳島文理大むらさきホールで開かれ、プロ奏者75人が奏でる調べに約1100人が聴き入った。

 東京交響楽団桂冠指揮者の秋山和慶(かずよし)さんの指揮で、ドボルザークの「新世界から」など3曲を演奏。メンデルスゾーンのバイオリン協奏曲では、日本を代表するバイオリニスト前橋汀子(ていこ)さんが優雅な音色を響かせた。

 母親と一緒に訪れた佐藤真美さん(24)=徳島市=は「初めてオーケストラを聴きに来たが、迫力があって良かった」と話した。

 12日には記念オケのベートーベン「第九」演奏会が同市のアスティとくしまで開かれる。関係者の脱税事件の影響で記念オケの最後の演奏会となる。