阿南市のチームとの試合で、力強い打球を放つ台湾チームの選手=阿南市桑野町のあななんアリーナ

阿南市のチームとの試合で、力強い打球を放つ台湾チームの選手=阿南市桑野町のあななんアリーナ

 阿南市と台湾の子どもが野球を通して交流する「日本・台湾幼児野球交流大会」が10日、同市桑野町の屋内多目的施設「あななんアリーナ」で開幕した。台湾チームと阿南市の2チームが白球を追いながら友好を深めた。

 台湾の4~8歳児9人による「台湾ブラックベア」と、阿南市の4~8歳児各15人で構成する市A、Bチームが参加。開会式では台湾の陳彦睿主将(7)が「台湾の野球を見せたい」、Aチームの馬着健琉(うまきたける)君(8)=福井小2年=らが「最後まで全力でプレーする」と選手宣誓した。

 この日行った2試合では、子どもたちは力強いスイングでボールを打ち返したり、打球に飛び付いたりして奮闘。ホームランやファインプレーには大きな拍手を送り合った。

 Aチームの池添心陽(しおん)君(8)=橘小2年=は「台湾の選手と試合ができ、いい思い出ができた」と喜び、初めて来日した台湾の黄于綸君(8)は「楽しかったので、また来たい」と話した。

 11日も台湾チームと阿南市の2チームが2試合を行う。

 大会は2020年東京五輪の台湾野球チームキャンプ誘致推進活動の一環で初めて開かれた。