30回目の節目を迎える勝浦町の「ビッグひな祭り」と、関連イベント「坂本おひな街道」「おひな様の奥座敷」が18日に開幕する。メイン会場の同町生名の人形文化交流館では、主催するNPO法人阿波勝浦井戸端塾の会員らが、約3万体の人形の飾り付けを終えた。
ビッグひな祭りは2020年の東京五輪・パラリンピックでの展示を目指しており、今回のキャッチコピーは「RIO to Tokyo」。メインの高さ8メートル、25段のピラミッド型巨大ひな壇には華やかな着物をまとったおひな様をずらりと並べ、周辺にはLED付き竹人形や遊山箱を初めて飾った。開催中の平昌冬季五輪にちなみ、スノーボードなどの競技を楽しむひな人形も展示した。
期間は4月8日までで、週末を中心に県内の音楽グループによる歌謡ショーや人形浄瑠璃の上演など多彩な催しがある。
坂本地区で開かれる「坂本おひな街道」は古い町並み1・3キロがひな飾りで彩られ、「おひな様の奥座敷」は国登録有形文化財・森本家住宅などで創作飾りが見られる。ともに3月18日まで。