海陽町は3月10日、サーフィンをテーマにした初めてのイベント「ブルーザ海陽フェス2018」を同町浅川のまぜのおかオートキャンプ場で開く。有名なサーフスポットがある全国の自治体職員や地元サーファーが集い、サーフィンを生かした町づくりについて語る「サーフサミット」や音楽ライブなどが催される。

 サミットでは「サーフィンで町おこし」をテーマに、同町のほか高知県東洋町、千葉県一宮町、宮崎県日向市の1市3町の職員や地元サーファー計約10人が討論。各自治体で取り組んでいる振興策や課題などについて話し合う。

 サミット後は特設ステージでのライブ、サーファーと海を題材にしたドキュメンタリー映画の上映会、同町の阿波踊り連「やさか連」による演舞などがある。

 海陽町は2021年5月に開かれる生涯スポーツの国際大会「関西ワールドマスターズゲームズ」のサーフィン競技会場になっており、20年の東京五輪に向けて事前合宿の誘致にも取り組んでいる。イベントをきっかけに「サーフィンの町」をさらに盛り上げる。

 町産業観光課は「サーフィンの町としてPRし、地域全体で理解を深めたい。サーフィンのことを知らない人にも来てほしい」としている。

 午後4時から7時まで。雨天時は阿波海南文化村で開く。入場料1800円。入場券は県内のサーフショップ11店舗とまぜのおかオートキャンプ場で販売している。問い合わせは町産業観光課<電0884(73)4161>。