徳島市が、徳島駅西側で計画を進める新ホールの建設費を約87億円と見積もっていることが20日、市関係者への取材で分かった。ホールは地上4階、地下1階、延べ床面積は約9千平方メートルで、大ホール1500席程度、小ホール200席程度と想定している。市は23日の市議会まちづくり対策特別委員会で委員に説明する見通し。
関係者によると、新ホールの用地取得関連の経費については現時点で算定できておらず、JR四国など関係機関と交渉を進めている。
市は、総事業費などを盛り込んだ基本構想を市議会3月定例会に公表する予定だったが、6月定例会にずれ込むとみられる。
新ホールは、徳島駅西側のクレメント平面駐車場を中心とする4866平方メートルの土地を建設候補地として計画している。市は昨年4月、候補地について議論する検討会議の中で、ホールの建設費について「80億~90億円」との見通しを示していた。