徳島県内公立高校の2018年度入試で、学力を重視する一般選抜の願書受け付けが21日、締め切られた。全日制と定時制を合わせた出願者は5117人で、募集定員5066人に対する平均競争倍率は前年度を0・02ポイント下回る1・01倍となった。

 全日制は定員4856人を134人上回る4990人が出願し、平均競争倍率は前年度比0・01ポイント減の1・03倍だった。33校73学科・類のうち、24校42学科・類で出願者が定員を超えた。

 競争倍率が高いのは▽城西・植物活用1・64倍▽城西・生産技術1・62倍▽吉野川・農業科学1・43倍。定員に対する超過人数が多いのは▽徳島北・普通19人▽城北・普通16人▽城西・植物活用16人-などとなっている。

 阿南工業と新野を統合して開校する阿南光の4学科と、城北に新設される理数科学は、いずれも定員を1、2人上回った。

 定員を下回ったのは11校17学科・類。競争倍率が低いのは▽名西・芸術(音楽)0・33倍▽海部・情報ビジネス0・65倍。名西・芸術(書道)は定員2に対し、出願者がなかった。

 定時制は、6校9学科・類の募集目標210人に対して127人が出願し、平均競争倍率は前年度比0・02ポイント減の0・60倍。

 出願者は1回だけ、志願変更できる。期間は27日午前9時~3月1日午後4時半。試験は3月6日に5教科の学力検査、7日に面接がある。合否結果は14日に通知される。