「野球のまち」を掲げる阿南市が3月17日、往年のプロ野球選手によるオールスターゲームを同市桑野町のJAアグリあなんスタジアムで開く。米大リーグやセ、パ両リーグで活躍した36選手を招待し、2チームに分かれて対戦する。「野球のまち」推進事業開始10年の記念事業の一環で、県内での同大会の開催は初めて。

 招くのは、元プロ野球選手が所属する全国野球振興会(日本プロ野球OBクラブ)からセ、パ両リーグ出身の各18人。元中日の田尾安志さんが指揮を執るセ・リーグ選抜は、阪神や米大リーグのヤンキースでプレーした井川慶さん、上板町出身で広島と阪急に在籍した白石静生さんのほか、阪神で代打の切り札として知られた八木裕さんらが名を連ねる。

 パ・リーグ選抜は、元ロッテの八木沢荘六さんが率いる。米大リーグのマリナーズやオリックスなどで活躍したマック鈴木さんや、徳島インディゴソックス監督で元西武の石井貴さんをはじめ、強打の左打者として西武の黄金期を支えた鈴木健さんらが参戦する。

 オールスターゲームは、阿南市の推進事業が10年を迎えるのを知ったOBクラブが市側に提案した。17日は午後2時40分からオープニングセレモニーがあり、プレーボールは同3時。試合後は阿南市富岡町のホテル石松で選手とファンが交流する歓迎レセプションを行う。18日午前10時には同スタジアムで35歳以上を対象にした野球教室もある。

 試合の前売り入場料は大人1800円(当日2千円)、中学生以下1200円(同1500円)で未就学児は無料。チケットは平惣書店、宮脇書店で販売。野球教室は無料だが、申し込みが必要。

 問い合わせは市野球のまち推進課<電0884(22)1297>。