製麺業のマルメン製麺所(徳島市)は、県産の食用藍を使ったラーメンを商品化した。3月7日から県内の土産物店で販売する。
麺に食用藍の葉を粉末状にした藍パウダーを練り込んだほか、トッピング用に粗びきにした藍葉を付けた。1食分に含まれる藍の量はパウダーとトッピング合わせて約1グラム。スープは鶏塩味で、見た目にも藍をイメージしてもらおうとクチナシで青に着色した。
2020年の東京五輪の公式エンブレムに藍色が採用され、県産の藍に注目が集まっていることから、1年かけて開発した。藍葉は、食用藍の商品開発に取り組む調剤薬局経営のボン・アーム(徳島市)から購入した。
担当者は「藍独特の風味と鶏塩スープのうま味が調和していて、青いスープは見た目にインパクトがある。ぜひ味わってほしい」とPRしている。
2食入り税込みで972円。県産食材を使ったご当地麺シリーズの第3弾。