新人漫画賞の特別奨励賞を獲得した漫画「阿波飯旅日記」の一場面(講談社提供)

 阿波市在住のアマチュア漫画家本生公さん(27)=本名、性別非公表=の作品「阿波飯旅日記」が、講談社主催の「第101回新人漫画賞」で第4席の特別奨励賞に輝いた。女子高生の食べ歩きを通して三好市祖谷地区の郷土料理を紹介する。講談社の漫画雑誌「週刊少年マガジン」の無料アプリ「マガポケ」で公開している。

 徳島市の女子高生が祖谷地区の料理店を訪れ、祖谷そばやフィッシュカツ、阿波尾鶏、アメゴなどを味わう。料理の隠し味として三好市の地酒「三芳菊」も登場する。

 背景には祖谷渓谷など本生さんが実際に訪れて取材した風景が描かれている。一見、無愛想な女子高生が料理を口に運ぶときは表情を崩し、編集部から「とにかくおいしそう」と評された。

 本生さんは小学生の頃から趣味で漫画を描いていた。2016年に入社した三好市のホームページ(HP)制作会社「データプロ」では、地元の交流拠点施設のポスターなどを手掛けている。

 本生さんは「憧れの雑誌で賞をもらってとてもうれしい。徳島が大好きなので、県内外の人に『徳島が好き』と思ってもらえる作品を描きたい」と話している。作品はマガポケのHPでも公開されている。