昨年3月に初めて開かれた阿波踊り体操の体験会=徳島市のふれあい健康館(田中教授提供)

昨年3月に初めて開かれた阿波踊り体操の体験会=徳島市のふれあい健康館(田中教授提供)

 糖尿病などの生活習慣病予防を図る「阿波踊り体操」を体験してもらう「阿波踊り体操マラソン」(徳島大大学開放実践センター主催)が、3月9日に三好市の池田総合体育館、同13日に徳島市のふれあい健康館で開かれる。昨年に続き2回目で、県西部での開催は初めて。全14種類の踊り体操を体験した参加者には「完走証」が贈られる。

 阿波踊り体操は2006年の「基本編」を皮切りに、同センターの田中俊夫教授(スポーツ社会学)が考案。幅広い年齢層の健康づくりにつなげてもらうため、椅子に座ったままできる「シニア編」やエネルギー消費を目指す「メタボ編」、肩や腰の凝りを解消する「ゆったりリラクゼーション編」など、改良を加えながら種類を増やしてきた。

 「阿波踊り体操マラソン」では、これまでに発表した14種類を、自分の体力に合わせて体験してもらう。参加した種目数に応じて、阿波踊り体操のロゴマーク入りボールペンなどのオリジナルグッズが贈られる。田中教授の解説やワンポイントレッスンもある。昨年3月に徳島市で初めて開催して好評だったため、県西部で開くことにした。

 リーダー養成にもつなげるため、2月28日に徳島大常三島キャンパスの同センター、3月1日には池田総合体育館でいずれも午後1時半から講習会を開く。

 田中教授は「健康づくりに重要な要素が詰まっている。体験会や講習会を通じて、より多くの県民に親しんでもらいたい」と参加を呼び掛けている。

 「マラソン」は、3月9日の三好会場が午後1~4時、13日の徳島会場が午前9時~正午。無料。定員各100人。問い合わせは徳島大大学開放実践センター<電088(656)6174>。