徳島市の阿波踊りを主催する阿波おどり実行委員会は5日、市役所で会合を開き、今夏から前夜祭などのチケット料金の値上げや、連からの参加費徴収に取り組む方針を決めた。近く開かれる次回以降の実行委で審議される事業計画に盛り込まれ、承認されれば正式に決定する。

 委員長の遠藤彰良市長ら委員7人が、昨夏の阿波踊りを検証した有識者会議の提言を受けて議論した。この日決まった主な料金値上げ案は≪別表≫の通り。アスティとくしまの「選抜阿波おどり前夜祭」と、あわぎんホールの「選抜阿波おどり」の料金は前売り、当日ともに200~千円値上げする。市役所前演舞場の2部は有名連だけが踊り込む「プレミアム演舞場」とし、前売り、当日とも他の演舞場より200~600円高くする。

 このほか、参加費の徴収は1日当たり企業連2万円、一般連1万円、大学連5千円とした。有名連には各演舞場の出演を割り当てる「張り付け」を実行委が依頼していることから徴収しない。委員らからは「4日間とも参加する企業連は少なく、額の算定は妥当」「有識者会議で示された金額より減額されており、これ以上削れない」などの意見が出され、参加費徴収への異論はなかった。

 また有名連に対しては、演舞場への出演料を廃止したほか、前夜祭と選抜阿波おどりについても駐車場代と弁当代の実費のみの支出に変更する。にわか連への運営への助成は1割増額して20万円とした。これら料金案が実行されれば、昨夏約1400万円だった出演料は500万円余り減る見込み。

 シャトルバスの利用者負担額は、1人当たり100円値上げして200円にする。市内中心部の小中学校や公園に設ける臨時駐車場料金は、1台当たり300円増の1500円にする。