かつて本県の当初予算案の額が発表されると、語呂合わせで表すのが恒例だった。平成の最後に当たり、たどってみる

 平成元年度は3942億7800万円。当時の三木申三知事はこんなふうに詠んだ。「未来(3)へ続く(9)新(4)時代。船出(27)晴れ(8)やかいい予算」。バブルのまっただ中だっただけに、借金依存の大型予算ながら、どこか明るい

 前知事が失職するなど、県政の混乱期に登場した飯泉嘉門知事。平成16年度の5034億0500万円を「こ(5)んなときこそ多(0)くの夢を、未(3)来に向けて幸(4)せつかむ、オ(0)ンリーワンのゴ(5)ールを目指す」と披露した

 その折々の世相や出来事を映す語呂合わせ。歴代知事の表現には、自画自賛も目立った。それでは、新年度の予算案をどう詠むか。知事選を控えた年は骨格予算とし、ここ2回は前年度より6~7%ほど少なかったが、今回、規模はほぼ同じ水準になった

 全国各地で地震や豪雨が起きている。大規模な災害に備えて「県土強靱化」の公共事業費を大幅に増やすなどしたためだという

 額は4844億2800万円。5選を目指す飯泉氏である。県民からは「よ(4)もや(8)、4(4)期目の仕(4)上げに(2)ば(8)らまきでは」という声も聞こえてきそうだが、さて。