24日は、前日に続き気圧配置が強い冬型となり冷たい風の吹く厳しい寒さの一日となった。気温も氷点下になるところもあり釣り場に釣り人の姿は皆無だった。また、県南各磯は12度前後の低水温となり、釣り人が少ないせいもあり渡船を休業しているところも多かった。一説には北西の風が強く吹けば潮も上り水温が上昇、海上の波も収まるらしい。週末に期待したい。

 [磯]<津島>24日、型は未確認だが、1番でチヌを1匹。

 [波止]<津田南波止>24日、午前中釣り人は一人だけ。数は未確認だが沖アミを餌に探って20センチ前後のガガネ数匹。(県釣連盟報道部)


 ■コラム

 これだけ寒い日が続くと釣りに行く話を聞くだけでもつらそうに思うかもしれない。しかし最近はウエアで暖かく快適に釣りが楽しめる。

 その昔、釣りに行くときの防寒対策と言えば重ね着だった。シャツの上に厚手のシャツを重ね、その上にネルシャツ、セーター、キルティングの中着、防寒ジャンパー、ヤッケを着て更に救命胴衣を付けていた。まるで十二単のごとく。また、重ねるため上着はワンサイズ、ツーサイズ大きな物を着ていたためまるでダルマさんのようだった。

 最近、釣り場で釣り人を見ると細身でシュッとしている人が多い。高機能の肌着や中着のおかげで、また使い捨てカイロの普及で何枚も重ね着することはない。

 私も、冬場は極厚のシャツ、中着、レインウエアーにフローティングベストで釣りを楽しんでいる。

 注意点が一つ、肌に直接極厚のシャツを着ることに抵抗がある人もいるかもしれない。中に肌触りの良い木綿のシャツを着る人もいるだろうが、冬場でも少し動けば汗をかく。すると木綿が汗を止めその汗が冷えてしまう。直接、または体の表面が乾くようなシャツを着た方が快適に過ごせる。