改修工事が進むJAバンクちょきんぎょプール。右奥は建て替えが予定されているスタンド=徳島市庄町1

 蔵本プール屋根設置 観客席も建て替え

 徳島県は、徳島市のJAバンクちょきんぎょプール(県蔵本公園プール)の観客スタンドを建て替える。新スタンドとプールには屋根を設置し、競技・観戦環境を向上させる。2019年度当初予算案に設計費4200万円を盛り込んだ。

 県都市計画課によると、現在のコンクリート造りのスタンド(約1000人収容)は取り壊し、スロープを設けるなどバリアフリー化したスタンドを建設する。屋根はスタンドと50メートルプールの上部を覆う形で設置。埋蔵文化財調査などを経て工事にかかるため完成時期は決まっていない。

 現在のスタンドは1973年の完成から45年が経過。老朽化しているほか、昇降機やスロープもなく高齢者や障害者には観戦しづらい環境となっている。競技団体からは選手や観客の熱中症対策を求める声もあり、改築に合わせて屋根をつけることにした。

 県は現在、50メートルプールの水深を1・35メートルから1・6メートルに下げる工事を進めている。選手の安全性や競技環境を高めるためで、最新のスタート台や計測器も備えた施設として今年5月に完成予定。20年東京五輪に向け、県内ではカンボジア水泳代表チームの事前キャンプが決まっており、同プールが練習拠点となる。

 

 JAバンク徳島スタジアム 防球ネット整備

 徳島県は、JAバンク徳島スタジアムの周囲にファウルボールなど場外飛球を防ぐためのネットを設置する。県内の野球関係団体から危険性を指摘されていることを踏まえた対応で、2019年度当初予算案に設置費3350万円を計上。20年度までの2年計画で完成させる。

 ネットは一塁側から右翼席後方までと、三塁側から左翼席後方までのそれぞれ約125メートルの長さで設置。高さは場所によって10~35メートルとする計画で、県都市計画課は「場外飛球はある程度防ぐことができる」とみている。老朽化したバックネットも張り替える。

 場外飛球は鳴門オロナミンC球場でも起きており、県は19年度、球場西側の駐車場付近に防球ネット(延長90メートル、高さ20メートル)を設置する。園路などがある東側は飛球の恐れがある区域を明示し、試合中は立ち入らないよう呼び掛ける対策を検討している。