10日に徳島ヴォルティスのホームで行われた明治安田J2第18節の湘南ベルマーレ戦。J2でもトップクラスの力を持つ相手に、主導権を握る時間も長かったものの、1点が遠く、ヴォルティスは6試合ぶりの黒星を喫しました。最後までゴールを狙い走り抜いた徳島ヴォルティスの選手のコメントです。
MF岩尾憲選手 プロ生活をスタートした古巣・湘南(2011年から4年間在籍)と対戦
「僕は相手(湘南)をJ1クラスだと思っているが、みんな堂々と自分たちのスタイルで戦ったと思う。負けたので、勝ち点を含めて得るものがあまりないが、下を向いていてもしょうがない。次また連戦があるので、切り替えて自分たちのスタイルの質を上げてやっていくだけだと思う。
今までやった相手よりも球際の執着心や寄せの速さがあった。少し相手の方ににボールがいったとき、後手を踏んだときの自分たちの対処法、そういところは危機管理という意味では、全体が危険だと思ったときに、スプリントして戻れる力がないと、(今日のように)ワンチャンスで決められてしまう。
自分のいま持てるものはすべて出したいと思って臨んだ。4年間、本当にお世話になったクラブなので、そのクラブに携わる人たちに、成長した姿を見せたいという個人的な思いはあった。どう感じたかわからないが、自分の持てるものはすべて出したつもり。
※ 湘南の曺貴裁(チョウ・キジェ)監督は、試合後の記者会見でかつて指導した岩尾選手に関して「胸を打つぐらい堂々としてきた」
FW渡大生選手 両チーム最多の3本のシュートを放つもゴールを奪えず
「内容はいい試合で決めきれなかったというのは申し訳なかった。何で外したのかを具体的に落とし込んで次につなげたい。決められる日、決められない日があるが、何でそうなるのかをしっかり落とし込んでいって、何となく外したじゃなく、今日のミスが必ず次につながるようにしたい」
MF島屋八徳選手 後半16分から途中出場。5月17日以来4試合ぶりのリーグ戦
「まだまだコンディション的に上がっていない部分もあって、途中出場できつかった。しっかり準備していかないといけないなと感じた。
(ベンチで見ていて)湘南がコンパクトに自陣のゴール前を固めてきているような感じで、押し込めてはいたが、そこから怖いところに侵入できていたかというと、そうではなかった。センタリングを単調に上げると、センターバックもヘディングの強い選手が多いので、そこをかいくぐっていくというか、うまくギャップをつくって侵入していければもっとシュート数だったり、チャンスが増えるかなと思ったので、出れば相手の嫌がるポジションに入ってボールを受けることを意識していた。
ボールタッチやディフェンスの駆け引きでもまだ戻っていないと感じた。チャンスメークはできたので、ゴール、勝利につながるように継続していきたい」
(2017年6月10日)