25日、県内は明け方から曇りで夕方には雨が降った。低水温が続いていた県南部の主だった磯では昨日から速い上り潮が流れ、比較的水温が上がりにくい沿岸部の場所でも上昇が見られた。この状態が続けば終盤になっている寒グレの好釣果も期待できそうだ。日中は少しずつ暖かくなりそうな気配だが、早朝はまだまだ温度も低い。釣行の際は路面凍結などには気を付けて、早めに出発するなど安全面には十分に気を配りたい。

 [船釣り]<牟岐>24日、上り潮が流れ水温は14・5度から17・3度に上昇した。メタルジグをゆっくりとまき76~84センチのメジロ4匹。

 [磯]<大島>25日、水温16・9~17・1度で潮は上り。28~40センチのグレと28~33センチのイサギは、俵でグレ5匹。馬ノ背で5匹とイサギ1匹。別の人がグレ2匹。金輪でグレ1匹とイサギ2匹、25センチの本ハゲ1匹。沖冨士でグレ1匹。地冨士でグレ4匹と30センチのアイゴ1匹。バッタリでグレ3匹とイサギ1匹。カブトでグレ5匹とイサギ1匹。ヒッツキでグレ1匹。

 <宍喰>25日、曇天で北東の弱い風、波は穏やか。水温は14・8度から15・6度に上がった。那佐半島のメンバエで2人が28~30センチのグレを9匹。(県釣連盟報道部)

 ■コラム■ <マキ餌杓>近年、トーナメントなどが盛んに行われ、勝ち上がるためには杓(しゃく)を自在に操り、マキ餌をまくことが必要になった。シャフトの固さや長さ、カップの大小、グリップ部の形状や材質の違いなどさまざまな種類の杓が販売されている。自分に合った杓を選ぶことで、狙った場所にマキ餌をまくことが可能になり、好釣果につながる。また、普段の釣りでも疲労が軽減されるため、快適に釣りを楽しめる。少し高価にはなるが、ぜひともこだわってみたい道具である。