新春の阿波路を駆ける第64回徳島駅伝(徳島陸協、徳島県、徳島新聞社主催)の開会式が3日午前11時から、徳島市のホテルクレメント徳島で行われる。全16郡市の代表が4~6日の3日間、43区間256・8キロ(第1日=17区間95・5キロ、第2日=15区間88・8キロ、第3日=11区間72・5キロ)で健脚を競う。

 開会式には16郡市の選手、監督ら約800人が出席。各郡市の紹介や優勝旗返還の後、永年出場競技者(男子10回以上、女子7回以上)14人を表彰し、美馬市の新開優也主将が選手宣誓する。

 第1日の南方コースは、2年ぶりに由岐コースが採用され、一部区間を変更し実施される。午前7時半、海陽町の宍喰橋をスタートし、徳島市幸町の新聞放送会館別館を目指してたすきをつなぐ。

 第2日の阿北コースは、徳島市の鷲の門前から阿波池田駅前まで。途中、板野西部消防署前から上板町役場前までの3キロが小学生特別区間となる。第3日の北方コースは、阿波池田駅前から徳島市幸町の新聞放送会館別館前までたすきリレーし、午後0時半ごろに先頭がゴールする。

 優勝争いは2連覇を狙う鳴門市が優位に立つ。前回2位の徳島市がどこまで迫れるか。鳴門市は大塚製薬勢や社会人、大学生を一般の主要区間に配置し、逃げ切りを図る。徳島市は主要区間で鳴門市に対抗し、つなぎ区間でタイム差を挽回する構えだ。

 2強を追う小松島市と阿南市、板野郡、美馬市によるメダル争いや、入賞ラインを巡る攻防からも目が離せない。

 ◆特別協賛=大塚グループ(大塚製薬、大塚製薬工場、大鵬薬品工業、大塚倉庫、大塚化学、大塚食品)協賛=全労済徳島推進本部