第64回徳島駅伝で、前回と同じ4位でレースを終えた阿南市。2年ぶりの表彰台に届かなかったが、女子総合で5連覇を達成したほか、2年ぶりに中学生総合を制し、明るいムードに包まれた。
女子で2年ぶり4人目のMVPに輝いた福良郁美(大塚製薬)は、第1日の最終17区と第2日の22区でライバルを退けて区間賞を獲得。「監督のために昨年より上の順位を目標にしていたけど、力は出し切ったので納得している」と話した。
阿南市は選手、指導者として長年チームを引っ張り、今回で勇退する森監督の花道を飾ろうと力を振り絞った。
圧巻だったのは初日の走りだ。きっちりと福良につないだ16区の西内心(阿南二中)、その前の15区小林(富岡東高)も快走を披露し、女子と中学女子の3区間連続で区間賞。小林は41区では大学生に敗れて2位にとどまったものの、「内容はよかった」と充実感を漂わせた。
中学生も児島(羽ノ浦中)、小出(那賀川中)ら5人が区間賞を獲得し、豊かな将来性を感じさせた。
2区4位で40区では区間賞の小出は「初日は体が冷えて動きが悪かったので、最終日は反省点を生かして会心のレースができた」。女子の西内心も「上り坂をしっかり走り切れた」と喜びをかみしめていた。
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