J2徳島ヴォルティスは高知キャンプ最終日の21日午前11時半から、J2讃岐と春野総合運動公園球技場で今季初の練習試合を行う。新旧メンバーの連係や戦術の浸透度が試される一戦。前日の20日、初の実戦を控えた高卒ルーキー3人をはじめ、各選手がセットプレーを含む守備を重点的に練習した。
セットプレーはCKを含め、ペナルティーエリア周辺から角度やパターンを変えて繰り返し練習。前線やサイドの選手がボールを持つ相手にどう効果的にプレスをかけるかも確認した。
練習試合に向けて意気盛んなのがMF渡井、井澤、FW坪井の高卒トリオ。16日のキャンプインから休むことなく練習に励み、先輩とのコミュニケーションも深めている。
いずれも攻撃に秀でた選手で、ミニゲームで攻め手に回ると巧みなボール運びやシュートを見せ、練習を盛り上げている。半面、守備では激しい競り合いの中でボールを失う場面も。渡井は「もっと激しく、前からプレスにいけるようにならないと」と自らの課題を口にする。
練習試合で「まずは45分間、選手がどれだけ高い強度で動けるか、これまでやってきた戦い方を出せるか、見てみたい」とロドリゲス監督。坪井は「シュートを決めたい」、井澤も「チームのスタイルに合ったプレーをしたい」と、それぞれが目標を掲げた。