藍の振興策について意見を交わすパネリスト=徳島市のふれあい健康館

 全国の藍関連事業者が藍の未来について考える「藍サミット2019in徳島」(実行委主催)が9日、徳島市のふれあい健康館であった。東京五輪・パラリンピックの公式エンブレムを生んだデザイナー野老(ところ)朝雄さん(49)=東京都=ら6人が登壇し、藍産業の課題と振興策についてパネル討論した。

 県内外の約220人が参加。野老さんは県が制定した「とくしま藍の日(7月24日)」に関連し「当日に藍染の旗を県内の小学校に掲げたり海岸沿いに飾ったりして、形として将来に残す取り組みをしてはどうか」と提案した。

 植物染料を使って日本の伝統色を再現する染織家吉岡幸雄さん(72)=京都市=は「一時存続が危ぶまれた植物染めは、天然素材の良さが見直されつつある。藍自体の人気に頼りすぎず、丁寧な仕事を続けてほしい」と強調した。

 パネル討論に先立ち、四国大学文学部書道文化学科の3人による沈殿藍を使った書道パフォーマンスや、県内外の業者が手掛けた藍染製品の展示即売もあった。