ラグビーの第19回四国高校新人大会最終日は18日、愛媛県西条市の東予運動公園球技場で決勝が行われ、全国高校選抜大会の予選を兼ねて各県の1位校が対戦した第1ブロックは城東が22―12で土佐塾(高知)を下し、2年連続2度目の出場を決めた。全国選抜大会は3月30日から埼玉県熊谷市で行われる。
◇第1ブロック決勝
城東 22-12 土佐塾高知
12―7
10―5
■一進一退 堅守でしのぐ
「走り勝とう」を合言葉に、城東は最後まで集中力を切らさなかった。相手のプレッシャーを持ち味の堅守でしのぎ、一進一退の接戦を制した。
先制したのは城東だった。前半2分、右中央付近のラックから左へ展開。センターバック春木が「前が空いていけると思った」と相手DFを突破し、ボールを受けたウイング渡辺が左中央に飛び込んだ。これで勢いに乗り、15分にも春木が右隅にトライを決めた。
前半終了間際にトライを決められ、後半は守る時間が増えたが、FW陣を中心に激しいタックルで相手の前進を阻止。ロックの久次米は「とにかく走り負けないよう動き続けた」と話した。
初出場した前回の全国選抜大会では3戦して1勝もできなかった。伊東主将は「強豪校ばかりだが、勝利を目標にチャレンジしたい」と意気込みを語った。