サッカーのJ2は25日、各地で11試合が行われ、2018年シーズンが開幕する。昨年7位の徳島ヴォルティスはホームの鳴門ポカリスエットスタジアムで午後2時から、同13位のファジアーノ岡山と対戦。昨年は1分け1敗と相性は良くないが、磨いてきた徳島らしい攻撃サッカーで2年連続の開幕戦白星を狙う。
選手全体の約半数に当たる16人が入れ替わった岡山。ただ、昨年10得点のFW赤嶺をトップに3-4-3の基本陣形を継続し、堅守からの速攻とセットプレーは相変わらず強い。2月の宮崎キャンプ中にJ1広島、J2福岡、讃岐と練習試合をし、1勝2敗だった。
ロドリゲス監督は「手ごわい相手」と警戒を緩めない。昨年の2度の対戦で徳島は2-3、3-3と複数得点したが失点も重ね、勝ち切れなかった。組織的な守備とボール回しで岡山のカウンター攻撃の芽を摘み、攻めては相手ゴール前エリアでの突破力と決定力が求められる。
開幕前最後の練習公開日となった23日、イレブンはランニングやストレッチなど調整練習にとどめ、本番に向けて体力を温存した。
昨年、岡山戦で1ゴールを挙げているMF前川は「まずは全員の守備でボールを奪うところから始めたい」と、連動した守備の重要性を強調。昨年の岡山戦のビデオを研究したという新加入のMFシシーニョも「ボールをキープすれば試合をコントロールできる」と、勝利に自信をのぞかせた。