ロゼッタコーヒージャパンが開発したスダチ風味のドリップバッグ入りフレーバースペシャルティコーヒー=小松島市堀川町

 品質にこだわったスペシャルティコーヒーの専門店を営むロゼッタコーヒージャパン(小松島市)が、神山町産スダチや阿波晩茶をそれぞれ使ったフレーバーコーヒー2種類を作った。1杯分ずつ個別包装したドリップバッグを3月に発売する予定で、全国展開を目指し、今月13~15日に千葉市で開かれる商談会に出展する。

 スペシャルティコーヒーは、栽培から製造まで一貫して品質管理された豆を使い、業界団体による国際基準の審査で認められた高品質なコーヒー。新商品は、焙煎直後の豆をひき、粉末にしたスダチや阿波晩茶の茶葉を加えて仕上げている。

 スダチなどの風味がしっかり出せるよう工程を工夫し、酸化を防ぐため包装する際に窒素ガスを充填している。1袋10グラムで、価格はスダチ、阿波晩茶とも200円(税別)。

 同社によると、海外ではフレーバーコーヒーのドリップ市場が広まっている。日本で出回っている商品は輸入品が多く、県産物を使ったフレーバーコーヒーを作り、県外へ発信したいと考えた。

 鮮度や風味を保つためには、自社でひいた豆をすぐにドリップバッグに詰める必要があり、1620万円かけて自動内外装充填機と金属探知機付きの計量器を導入。このうち1千万円を国のものづくり補助金で賄った。

 ユズやミカン農家らとも提携して種類を増やす考え。バリスタ(コーヒーの抽出職人)でもある竹村浩史社長は「地元農家と共に徳島の名産として全国に発信したい」と話している。